本編の「ネコと文学と猫ブンガク」のバックナンバー


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本のまくら・有吉佐和子

「本のまくらクイズ」と題してBlogに掲載した作品を、作家別にまくら(小説や随筆の冒頭部分)を記述します。アイウエオ順で、今回は有吉佐和子の作品から。
うるし「 椀久こと椀屋久兵衛と松山太夫の情話は、江戸時代の話だけれども、これから登場する椀屋喜兵衛氏は現に石川県に存命の人である。 石川県能登半島に輪島という小さな町があって、そこは昔から漆器で名高く、町全体が漆の手工業で栄えてきた。」
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紀ノ川
「 今年七十六歳になる豊乃は、花の手をひいて石段を一歩々々、ふみしめるように上って入った。三日前から呼びよせてある和歌山市の髪結女の手で、彼女の白髪も久々で結い上げられていた。」

亀遊の死
「 亀遊さんが死んだのを、最初に見っけたのは私です。この日は岩槻屋の旦那もお座敷に見えておいでになりまして、私どもは伊留宇須さんを床の間に据えて、三味線鳴り物賑々しく勤めていました。伊留宇須さんは異人さんに稀な金離れのいい人でしたから、その日は日頃の念願かなった喜びで大判振舞いをしていたわけなんです。」
三婆「大きな門柱に深くはめこんだ表札には、金文字が古びて武市浩蔵とひどく崩した書体で記してある。金融業によって一代で産をなし、湯水のように金を使いまくっていた彼が、他界してからもう十余年になるのに、表札が取り外されていないというのは、通りすがりの者にも曰くありげに見えるだろう。」

華岡青洲の妻 
「 加恵は八歳のとき初めて於継を見た。話をきかせてくれた乳母の民に早速ねだって隣村の平山に出かけたのは夏で、めざす家の前庭には雑草が生い繁り、気違い茄子の白い花々が暑苦しい緑の中で、妙に冴え冴えと浮かんで見えた。それは古ぼけた家の軒からふと外へ出て来た於継の色白な横顔と、あまりにもよく似ていた。」
母子変容
「 躰を動かすと自分の体温であるのに、その温かみがもの懐かしい。耀子は眼を閉じたままベッドの中の感触に朝を感じていた。 何が快いといって熟睡した後の自然なめざめほど気持ちのいいものはない。昨夜は早々に彼女より年下の男が帰って行った。」
役者廃業「 有吉さん、あなた小説を書いていなさるんですってねえ。ちっとも知りませんでしたよ。毎度ごひいき頂いて、今ごろ気がついちゃ申訳がつきませんが……。」
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TVC 15

David Bowie / RCA


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by suziestefan | 2016-04-18 16:22 | ほんのまくらクイズ